詰碁の楽しみ方(4):問題をたくさん解こう

詰碁の基本的な取り組み方を覚えたら、早速問題集に取り組みましょう。

同類の問題を解こう

まずは基本的な問題をたくさん解くことがコツだと思います。次々と新しい問題が並ぶ問題集よりも、基本的な問題で似た問題が繰り返しでてくる問題集があればよいですし、なければ自分で繰り返しましょう。要は基本的な詰碁の問題の手を覚えてしまうくらい繰り返すことが重要です。

プロだってアマチュアだって、全ての詰碁問題を一からすべてその場で読んでいるわけでもないのです。基本的な問題の解き方は頭に入っていて、それを手段の候補にしながら未知の問題や局面に取り組むのです。

派生問題を解こう

派生問題がまとまってでてくるような問題集もいいですね。

派生問題とは、基本的な石の形をもとに、一方の端にハネた石があったり、外ダメがひとつ開いていたり、かけ継ぎの位置がずれていたり、全体が一路ずれているなど、基本形から石の配置が少し異なっている問題です。

派生問題が並んでいる問題集は、黒石や白石がひとつ増えたり、外ダメが一つ増えるだけで攻め筋や守りの筋がどう変わるかを理解するのによいです。

最初は覚えるのが大変ですが、繰り返しているとコツをつかみ、頭の中に入ってくることでしょう。

一冊の問題集を繰り返し読もう

詰碁の問題集は、一回やって終わりということはあまりありません。繰り返し取り組みましょう。1回目はとにかく読み通し、2回目は考えられる応手を片っ端から自分で研究し、3回目に仕上げで通す、など読むたびにテーマを決めて読むのもよいです。

短期間に2〜3回読み通し、数カ月あけてまた取り組む。新しい発見があったりして楽しいものです。

対局をする人は、基本的な攻め筋、守り筋は、見た瞬間に浮かぶくらいに練習しておきましょう。

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