詰碁の基本問題(6) :一合マス

一合マスとは

いろいろな形がありますが、隅に3×3の空点を囲むようにできた石の形を一合マスと呼んでいます。

一合マスの形は、有段者になれば必ず取り組む詰碁の基本ですが、いろんな変化があり、理解するのに時間がかかります。

ここでは、入門編ということで、ごく基本的な形を一例だけご紹介します。一合マスとはどんなものかをつかんでいただければよいと思います。

一合マスの基本形


図1

図1が一合マスの基本形です。黒先で白を攻める問題です。

一合マスは、コウになるのが相場です。ただし、当然ですが、誤った攻め方をすると相手石を活かすことになります。逆に自分の石が一合マスの形になっているときに、誤った受け方をすると死に石になります。

基本的な攻め方を覚えてしまいましょう。


図2

図2の黒1。ここが急所になります。

実は、他の攻め方もありますし、石の形のバリエーションによって変わってくることもありますが、最初に覚える急所はこの場所です。

続いて、


図3

図3の白2以下、白10でコウになります。他にもコウにする手順がありますが、これを基本として覚えましょう。

一合マスは、他にもダメが開いていたり、ハネがあったりなど、いろいろなバリエーションがあります。最初はむずかしいと思いますが、もし(詰碁だけでなく)囲碁そのものに興味をもっていただき、棋力が上がってきたら、いずれ取り組むことになると思います。

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