やさしい詰碁問題集に取り組もう

やさしい詰碁問題集に取り組もう

本サイトのいくつかの記事をお読みいただき、詰碁に興味を持っていただけましたら、早速やさしい詰碁問題集に取り組みましょう。

詰碁問題集は、現在たくさんの書籍が出版されています。書籍だけでなく、最近では市販の囲碁ソフトにバンドルされていたり、スマートフォンのアプリとして提供されているものもあります。ここでは詰碁の書籍について書きます。

詰碁問題集の選び方

囲碁を覚えて間もないかたであれば、やはり入門者向けのやさしい詰碁問題集を選ぶべきですが、実際は、書店でいくつか内容を確かめて、ご自身に合うものを探す必要があります。

といっても、最初から自分に合う詰碁問題集を探すのも大変だと思いますので、問題集を選ぶ大体の目安を考えてみました。

市販の詰碁問題集は、大きく分けると、

  • 有段者向け
  • 級位者向け(10級前後から1級)
  • 級位者向け(入門から10級前後)
詰碁問題集の読み方

お買い求めになられたら、早速はじめてみましょう。

大抵の詰碁問題集は、問題が黒先か白先か、という情報しか書いていないと思います。あとは問題のヒントですね。白死になるか、コウになるかが問題文に書いてある本は少ないかと思います。

問題集によっては、すべての問題を黒先で統一してあることもあります。

さて、第一問から、問題図をじっくり眺めてみましょう。第一手目は浮かんだでしょうか?第一手目だけではダメです。相手の応手を考えつくし、それぞれの手に対する第三手目を読んだ上で着手を選びます。ここで選ばれた問題集であれば、手数はそれほど多くないと思いますが、問題によってはさらにその後続手も考えなければなりません。

第一手目がどうしても浮かばなければ、ヒントを見てみましょう。考え方、落とし穴、コウになればよし、といったヒントが書かれている場合もあります。

碁盤と碁石を用意して、並べて考えてもかまいませn。この段階で、目で解くことにこだわる必要はありません。何度も取り組み、第一手目が瞬時に浮かぶようになればよいのです。

どうしてもわからなければ、答えを見てしまいましょう。解答をじっくり読み、覚えてしまってかまいません。次に同じ問題に出逢った時に、ひと目で解けるようになっていればそれでよいのです。

1冊をじっくり読む 

ご自身で選んだ1冊の詰碁問題集に、じっくり取り組みましょう。最低3回は繰り返してください。もっと繰り返してもいいです。

1回目でわからなかったけれど、2回目ではひと目で解けるようになっていたら、棋力は着実についてきています。そして、それは別の新しい問題を解く時にも役立ってくるはずです。基本的な詰碁問題に何度も取り組んで、地力をつけましょう。

複数冊をローテーションする 

1冊の詰碁問題集に取り組んだら、2冊目、3冊目に取り組んでみましょう。レベルとして同レベルのものでもよいですし、少し上級のものを選んでもよいです。

2冊目、3冊目についてもじっくり取り組んだら、今度は1冊目〜3冊目をローテーションしながら解いてみましょう。1冊目で解き方を覚えた問題について、2冊目や3冊目で少し配置が変わっていながらも同じ手筋でとける問題がでてきた時に、惑わされずに解けるようになっていたらそれは力がついてきたことになります。

また、さすがに1冊では飽きてくるという方も、このように複数冊をローテーションしながら取り組んでいくのは気分的にもやりやすいかと思います。

このようにして何度も取り組み、もうどの問題もひと目で解けて簡単に見えてくるようになったら、もっと上級の詰碁問題集に取り組んでみましょう。

対局できるようになることを目指す方へ

詰碁問題に取り組もうとされる方には、詰碁だけを楽しむ方はもちろんですが、囲碁を覚えて対局をやってみたいと思われる方も多いでしょう。

対局をするには、基本的な定石や布石の勉強も必要になりますが、やはり詰碁に取り組むのは、棋力を上げるためにとても有効ですし、重要です。

基本詰碁の問題の解き方を、目と手を使って、しっかり身につけましょう。

詰碁は部分的な目的がはっきりしていますので、取り組みやすい対象だと思います。

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